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sasakiken in Germany

ドイツ競馬や写真がメインです

何かが目の前を通り過ぎた

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Nikon D700 + Sigma APO 70-200mm F2.8 II EX DG MACRO HSM

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Nikon D700 + Sigma APO 70-200mm F2.8 II EX DG MACRO HSM

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Nikon D700 + Sigma APO 70-200mm F2.8 II EX DG MACRO HSM

終わりの来ないものなどない。そう思わされた独ダービーであった。

圧倒的1番人気に支持されたノヴェリストは伸びを欠き2着と敗れた。誰もが信じられなかった。

直線では、秋にG1オイロパ賞を制するGirolamoとの激しい競り合いだった。見ごたえのある攻防だった。それでも最後はノヴェリストが真っ先にゴールに飛び込むはず。そう信じてシャッターを切り続けた。

いける。ノヴェリストが無敗を守り独ダービーを制する。そう確信した瞬間。

何かが目の前を通り過ぎた。

観衆は彼の存在に気がついていなかった。誰もが驚いた。

目の前を通り過ぎたのはPastorius。競り合う2頭を嘲笑うかのように外ラチ沿いから一気に追い込みを決めた。

いつまでこのような安心感を

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Nikon D700 + Sigma APO 70-200mm F2.8 II EX DG MACRO HSM

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Nikon D700 + Sigma APO 70-200mm F2.8 II EX DG MACRO HSM

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Nikon D700 + Sigma APO 70-200mm F2.8 II EX DG MACRO HSM

歳を1つ重ねて3歳になったノヴェリストは、たくましくなってターフに戻ってきた。

3歳になってから平場と重賞で2戦2勝と圧倒的な力を見せた後、独ダービーのトライアルOppenheim-Union-Rennen(2200m, G2)に駒を進めたノヴェリストは、1.2倍という圧倒的な支持を受け、ここでも5馬身差の圧勝でファンの期待に応えた。

圧勝のレースは写真を撮る側としては、非常に安心感がある。落ち着いて勝ち馬を撮ることができる。ノヴェリストはいつまでこのような安心感を与え続けてくれるのか。彼の強さを見ると、終わりが無いように思えた。

ドイツを代表する名馬、デインドリーム

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Nikon D700 + Sigma APO 70-200mm F2.8 II EX DG MACRO HSM

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Nikon D700 + Sigma APO 70-200mm F2.8 II EX DG MACRO HSM

21世紀のドイツを代表する名馬、デインドリームである。2011年に3歳牝馬の身でありながらベルリン大賞、バーデン大賞、そして凱旋門賞と怒涛の3連勝を見せた。

デインドリームが2012年の初戦に選んだのが、バーデン企業大賞であった。このクラスの名馬でしかも対抗馬が不在の状況であれば、単勝1.0倍であっても不思議ではなかったが、ジャパンカップでの敗戦と長期休養明けがファンの心に心配を生んだか、単勝1.4倍であった。

レースは、鞍上シュタルケ騎手に導かれて完勝。

5月のバーデンバーデン競馬場は、比較的馬場の中央を走る馬が多く撮影しやすい。これが8月終わりのバーデン大賞の頃になると、外ラチ沿いを走る馬がほとんどで、内馬場から撮影しなければ厳しい。

このときはデインドリームが早めに抜け出したおかげで、何の問題もなくデインドリームの強さを噛み締めながら撮影ができ、一競馬ファンとして幸せであった。

表情からにじみ出るのは

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Nikon D700 + Sigma APO 70-200mm F2.8 II EX DG MACRO HSM

競馬の写真の魅力は?

そう聞かれることが多い。レースでは馬も騎手も必死な姿を見せてくれる。全力を出し切って目標に向かう姿に心を打たれない人はいないのではないか。

時として騎手はいつもと違う表情を見せる。

ゴール前、後続に大きなリードをつけて後ろを振り返る。このとき、名手デ・フリースの表情からにじみ出るのは安堵か、誇らしさか。

接戦の撮影は難しい

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Nikon D700 + Sigma APO 70-200mm F2.8 II EX DG MACRO HSM

2012年4月22日、クレフェルト競馬場で行われたDr. Busch-Memorial(1700m, G3, 3歳)は力の入る接戦だった。

このレースの注目は1戦1勝のGirolamoだった。キャリア1戦ながら経験馬を相手に1番人気と、周囲の期待の高さが伺えた。Girolamoはこの年の秋にPreis von Europa(2400m, G1, 3歳上)を制すが、ここでは10頭立ての7着に敗れた。

このレースを制したのはAmaron。オレンジと黒の勝負服の馬である。後に仏2000ギニーで4着に入るなど、マイル戦線で活躍を続けた。

接戦の撮影は難しい。このときも、どちらの馬にピントを合わせるか悩みながらファインダーを覗いていた。

内のAmaronの方が力強そうだ。

Amaronでいこう。

がんばれAmaron。

そう思いながらシャッターを切り続けた。やり直しのきかない競馬撮影は、毎回プレッシャーとの戦いである。もちろんたくさんの失敗はあるが、失敗を気にしていたら続けられない。失敗の可能性を乗り越えて成功を手にするからこそ価値がある。

左ハンドル、右車線

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Nikon D700 + AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

ドイツは左ハンドル、右車線である。日本で運転経験があるが故だろうか、ドイツに引っ越してから何年経っても運転する勇気が出なかった。日本とまったく逆の運転環境に適応する自信がなく、事故を起こしてしまうのではと思っていた。

しかし競馬場に毎週のように通うのに、電車ではだんだんと不便を感じるようになり、車を購入したのは昨年のこと。数回も運転すれば、だんだんと日本と同じ感覚で運転できるようになり、視野も広がった。

車に限らず、一見してハードルが高そうなことも、飛び込んでしまえば何とかなるもの。そのことを忘れずにいたい。