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sasakiken in Germany

ドイツ競馬や写真がメインです

ドイツを代表する名馬、デインドリーム

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Nikon D700 + Sigma APO 70-200mm F2.8 II EX DG MACRO HSM

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Nikon D700 + Sigma APO 70-200mm F2.8 II EX DG MACRO HSM

21世紀のドイツを代表する名馬、デインドリームである。2011年に3歳牝馬の身でありながらベルリン大賞、バーデン大賞、そして凱旋門賞と怒涛の3連勝を見せた。

デインドリームが2012年の初戦に選んだのが、バーデン企業大賞であった。このクラスの名馬でしかも対抗馬が不在の状況であれば、単勝1.0倍であっても不思議ではなかったが、ジャパンカップでの敗戦と長期休養明けがファンの心に心配を生んだか、単勝1.4倍であった。

レースは、鞍上シュタルケ騎手に導かれて完勝。

5月のバーデンバーデン競馬場は、比較的馬場の中央を走る馬が多く撮影しやすい。これが8月終わりのバーデン大賞の頃になると、外ラチ沿いを走る馬がほとんどで、内馬場から撮影しなければ厳しい。

このときはデインドリームが早めに抜け出したおかげで、何の問題もなくデインドリームの強さを噛み締めながら撮影ができ、一競馬ファンとして幸せであった。

表情からにじみ出るのは

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Nikon D700 + Sigma APO 70-200mm F2.8 II EX DG MACRO HSM

競馬の写真の魅力は?

そう聞かれることが多い。レースでは馬も騎手も必死な姿を見せてくれる。全力を出し切って目標に向かう姿に心を打たれない人はいないのではないか。

時として騎手はいつもと違う表情を見せる。

ゴール前、後続に大きなリードをつけて後ろを振り返る。このとき、名手デ・フリースの表情からにじみ出るのは安堵か、誇らしさか。

接戦の撮影は難しい

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Nikon D700 + Sigma APO 70-200mm F2.8 II EX DG MACRO HSM

2012年4月22日、クレフェルト競馬場で行われたDr. Busch-Memorial(1700m, G3, 3歳)は力の入る接戦だった。

このレースの注目は1戦1勝のGirolamoだった。キャリア1戦ながら経験馬を相手に1番人気と、周囲の期待の高さが伺えた。Girolamoはこの年の秋にPreis von Europa(2400m, G1, 3歳上)を制すが、ここでは10頭立ての7着に敗れた。

このレースを制したのはAmaron。オレンジと黒の勝負服の馬である。後に仏2000ギニーで4着に入るなど、マイル戦線で活躍を続けた。

接戦の撮影は難しい。このときも、どちらの馬にピントを合わせるか悩みながらファインダーを覗いていた。

内のAmaronの方が力強そうだ。

Amaronでいこう。

がんばれAmaron。

そう思いながらシャッターを切り続けた。やり直しのきかない競馬撮影は、毎回プレッシャーとの戦いである。もちろんたくさんの失敗はあるが、失敗を気にしていたら続けられない。失敗の可能性を乗り越えて成功を手にするからこそ価値がある。

左ハンドル、右車線

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Nikon D700 + AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

ドイツは左ハンドル、右車線である。日本で運転経験があるが故だろうか、ドイツに引っ越してから何年経っても運転する勇気が出なかった。日本とまったく逆の運転環境に適応する自信がなく、事故を起こしてしまうのではと思っていた。

しかし競馬場に毎週のように通うのに、電車ではだんだんと不便を感じるようになり、車を購入したのは昨年のこと。数回も運転すれば、だんだんと日本と同じ感覚で運転できるようになり、視野も広がった。

車に限らず、一見してハードルが高そうなことも、飛び込んでしまえば何とかなるもの。そのことを忘れずにいたい。

栗毛の馬体と一体化

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Nikon D700 + Sigma APO 70-200mm F2.8 II EX DG MACRO HSM + AF-S TELECONVERTER TC-14E II

ドイツ競馬の芝シーズンは11月で終わる。この年はフランクフルト競馬場で芝シーズン最後の開催が行われた。

目の前には秋らしい景色が広がっていた。特にパドックは木々の葉が黄色に染まり、栗毛の馬体と一体化していた。

そんな栗毛の馬を、おそらく親子であろう2人が馬を引いていた。こんなに幼い少年が馬を引いているのは初めて見た。しっかりと手綱を持つ姿から、幾許かの緊張感が伝わってきた。

黄色の木々と栗毛の馬体、そして親子。あの日に印象に残ったすべてを一枚に収めた。

博打だったが、ひょっとしたら

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Nikon D700 + Sigma APO 70-200mm F2.8 II EX DG MACRO HSM

ドイツ競馬では、メインレースは17時前後に行われる。緯度が高いため、夜でも22時まで明るい地域がある。そんなドイツも10月に入ると一気に秋らしくなり、太陽が低くなる。

ドイツ競馬で10月といえば、伝統の2歳重賞Winterfavoriten(1600m, G3, 2歳)である。今日の写真は2011年のWinterfavoriten勝ち馬Tai Chi。

この日は絶好の秋晴れで、快適に撮影を行っていた。前レースまでと同じ撮影ポジションに立ち、さあメインレースと意気込んでコースを見わたすと、コースは真っ暗。思った以上に太陽が低く沈み、スタンドに遮られてしまっていた。

ポジションを変える余裕がなく、腹をくくって馬を待った。そしてそのときに、ある決断をした。

「露出はあえて前レースまでと同じにしてみよう。」

博打だったが、ひょっとしたら面白い写真が撮れるかもと期待した。

レース後、写真を見ると影で真っ暗に写ったものばかりだった。その中に、わずかな光が勝ち馬を照らしている写真が1枚。それがこの写真であった。秋はこんな写真が撮れるから面白い。

リューデスハイムのワイン祭り

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Nikon D700 + AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

夏の楽しみの一つに、リューデスハイムのワイン祭りがある。例年8月中旬に行われる恒例行事である。

リューデスハイムはぶどうの産地で、ワインもここで造られる。このワイン祭りでは多くの屋台が出て、ワインだけでなく様々なドイツ料理を楽しむことができる。

リューデスハイムは小さな町で、ワイン祭りの開催中はいたるところに観光客がいて、皆ワインを楽しんでいる。笑顔あふれる人々を撮りたいと思ってシャッターを切った中で、ホテル兼レストランの2階から撮ったこの一枚がお気に入りである。